ユ・スンホくん、「みんなとはちがった人」のおはなしを
反省しております。
みなさんがスンホくんの選択をしっかり受け入れて、前向きに過ごそうとされている中で、
なんだか私は、ペンとしてあるまじき姿勢…
私の記事がきっかけで、パンドラの箱を開けるようにご自分の寂しさを直視されてしまった方も
いらっしゃるかもしれません。
本当にごめんなさい。
そして、ご心配くださった方々に改めて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからおよそ一年半。
スンホくんのがんばりに負けないように、私も充実した毎日を過ごしたいと思います。
スンホペン仲間のみなさまも、毎日楽しく幸せに過ごされることを心からお祈りいたします。
昨日から、2004~05年の「拝啓、ご両親様」を少しずつですが再視聴し始めました。
初めて見たのは2009年のDVDレンタル、その後BSで一昨年くらいに放送された際も
時折見ていました。
韓国版「渡る世間」みたいな?ホームドラマです。すみませんホントは「渡る世間」を知りません。
実直な教員の父と明るい母と4人の娘・息子。
既に、家庭を持っている長女の一家。父の妹。
それらの普通の人々に、それぞれ関わりを持つ
多くの人が入ってきて。
明るく、時にはシリアスに、一所懸命に生きる
家族のおはなしです。
全68話だったと思いますが、私はけっこう好きで、
まるで自分も親戚に加わったような気持ちで視聴。
スンホくんは長女の息子。みなさんご存知かと
思いますが、発達しょうがいのある子どもの役です。
話は逸れますが、お子さんをお預かりする仕事を
していると、ひとりひとり成長の仕方が
実に様々なことに改めて気づかされます。
そこで、できるだけ間違いのない対応をしたいと
数年間、とある機関で「発達障害」について
学んだことがあります。
詳細は記しませんが、ご理解いただきたいのは、
「自閉症」「ADHD」「LD」などは
生得的な脳の器質的機能的な状態像であり、
育て方のせいでは決してないこと。
そして、脳というのはスタンダードな形態があるわけではなく、ひとりひとり違うということ。
自分と同じ脳の形態の人なんてどこにもいません。
人は誰もが、好みも違えば、得意不得意も異なります。
ですから、「発達障害」というのは「健常」と線引きするべき状態ではなく。
その個性が、当事者の方が過ごす社会の多数派と違って見えるために、
便宜的にそう呼ばれているのです。
スンホくんは、世間一般が持つ「発達障害」のある子どものイメージよりも
より現実に近い姿を演じていて巧いと思います。
お子さんによって様々な状態像があるので、全てにあてはまる演技などはあるはずもなく。
あくまで、私が見てきた多くのお子さんの中に、ドラマのスンホくん演じるジュンに似ている
お子さんもいるという意味です。
ひと言でいえば、やりすぎがないのです。
動きや台詞を大袈裟にしなくても、伝わる演技ができるところが彼らしい。
もちろん、演出の力もあると思います。
こだわりや混乱する時もあるけれど、周囲の適切な対応で落ち着くところ。
安定した心持ちで過ごせれば、とても平和的で愛すべき性質であるところ。
そのあたりも、さりげなく描いて好感を持てます。
ストーリーはスンホくん演じるジュンが中心というわけではないので、68話というのは
スンホ見たさに視聴するには少し長いかもしれませんが。
お時間があれば、ぜひ。
ドラマを見て、心から思いました。
私は、演技をしているスンホくんが一番好きなのだと。
子ども時代のスンホくんの演技にも、「神が降りたような瞬間」がいくつもあります。
天賦の才だと思える瞬間も、それに努力と経験が積み重なったものと思える瞬間も。
子ども時代には、ヘアメイクや衣装、アクションなど付加されたものがない分、
演技そのものだけを見られるという楽しみもあります。
(でも、やっぱりカッコイイ大人スンホが見たいような…見たくないような…)
予告編の動画をお借りしたので、視聴を迷っている方はご参考に。
それから、絵本を一冊。
読み聞かせ用ではありませんが。
「みんなとは ちがった人たち 自閉症の英雄のこと」
ジェニファー・エルダー著
マーク・トーマス&ジェニファー・エルダー絵
牧野恵美 訳
世の中には、科学・芸術・数学・文学・
哲学・コメディなど様々な分野で活躍し
進歩をもたらした「みんなとは
ちがった人たち」がたくさんいます。
それらの人々の足跡を紹介し、
人が持つ個性のすばらしさを
語りかけてくれる本です。
くわしくはこちら
あと555日、みんなで可愛くなっておきましょ!(笑)