「君主ー仮面の主人」33話・34話
いつもながら更新が遅れていますが、33・34話分のあらすじです。
スンホさんのお陰で、ドラマを見ながらリスニングの力は多少アップしたような気も
するのですが…話す方はサッパリのusamimi。
先日、そんな話を韓国語の先生にしたら「usamimiさん、日本語も話すのはそんなに
得意じゃないですよね~」と言われてしまいました(*_*;
一応、日本語ネイティブスピーカーなんだが。。。韓国人が聞いても下手な日本語を
話す私ってど~よ???と、自分の言語力を反省中です(笑)
では、今日もいい加減なおはなしを…
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解毒薬を作るために鴆花を摘んで持ち帰ろうとしたメチャンとムハは、
鴆花畑を燃やす炎に驚きます。
イソンらを追う邊首会の配下たち。
揚水庁長はイソンが生きていたことに驚きますが、鴆花畑から上がる煙を見て慌てて引き返し、
一行はなんとか無事に逃げることができました。
途中で、メチャンとムハに偶然出会うイソン。
再会を喜ぶムハと、救われた子どもたちを見て涙するメチャン。
一方、燃やし尽くされた畑の前で呆然とするウジェに"後悔していません"と言い切るファグン。
娘の身を案じるウジェが"逃げて暫く隠れていろ"と諭しますが、ファグンは"世子様が生きて
いるから逃げずに守ります"と言い、駆けつけたデモクにも"私が鴆花畑を全て燃やしました"と…
見かねた揚水庁長が'世子の仕業だ'とファグンを庇いますが、'世子ではなく自分がやった'と
必死にイソンを守るファグン。
ファグンを櫓の上に立たせたデモクは、彼女に尋ねます。
"俺にとって邊首会はどんな存在だ?"
"命よりも大切な存在でしょう。私にとって世子様がそうであるように…"
その言葉で怒りが頂点に達し、引き返せなくなったデモク。
"誰であれ邊首会を裏切った者は生かしておけない。たとえ孫娘であっても…"
"私は望む通りに生きてきました。後悔はありません。お父様には申し訳ないとお伝えください"
覚悟を決めたように目を閉じるファグン。
彼女を斬るように命じられた揚水庁長が躊躇っているのを見て、デモクは刀を取り上げ
自ら孫娘を斬り殺しました。
父の腕の中で、世子との思い出を胸に浮かべながら"邸下…"と微笑んで息を引き取るファグン。
二人の前に刀を突き立て去って行くデモクは、"世子を殺せ!"と揚水庁長に命じます。
そして、親元に子どもたちを帰したイソンらはウボの元へ。抱き合う二人。
ウボは「瞑眩反応」という言葉と共に、「煊」の文字をイソンに見せます。
"ソン…これは私の名ではありませんか?この文字が本当に私の体に現れるのですか?"
"この瞑眩反応が起きながら毒を消すのだ。だから、鴆花毒を三つも飲んで生き残れたのだ"
すると、チョンウンが言いました。
"瞑眩反応…それです!その文字が邸下の身分を証明する方法になりませんか?
それで身分を証明し王座に戻るのです!!"
しかし、'それだけでは十分でない'というウボは、'先王が遺した胎壺があれば…'と言います。
その中に、'瞑眩反応こそが世子の証だ'という密旨が隠されていると…
ファグンの命令でイソンを守ったゴンは、彼女の死を知ります。
横たわるファグンに触れようと、そっと伸ばした手を握り締め、涙を流すゴン。
"私を守るように世子様をお守りして…"
ファグンの言葉を思い出し"生きている最後の瞬間までお嬢様の命令に従います"と誓います。
一方、娘を失ったウジェはデモクに別れを告げます。
"大切な人を守るために強くなったと仰ったのでは?守る家族もいないのに?
父上は結局、大切なものを全て失い孤独な死を迎えるでしょう。
縁もここまで。父が子どもを捨てたのだから、子どもも父を捨てます"
去って行くウジェに愕然とするデモク。
カウンは王を訪ね、揚水庁長を官職に任命したことを非難します。
"力をつけてデモクを倒してから民を救う"と言う王に、首を振るカウン。
"民を苦しめる者と手を組んで?民を救う?民が皆死んでからですか?"
話を遮る王に、彼女は父ギュホの忌日に寺に行き墓参りをすることを告げます。
宮殿の外に出る彼女を見張らせるために、母を同行させる王。
一方、相変わらずデモクに命を狙われ続けるイソン。
ウボは"もう宮殿の外で戦うのではなく、宮殿の中で戦うべきだ"と進言します。
チョンウンやメチャンも賛成しますが、イソンの答えは意外なものでした。
"私は王座には戻りません。私は王になる資格がないのです。
デモクが言っていました…父はデモクと手を組み先大王を殺したと…"
驚く一同。しかし、メチャンはイソンの言葉を肯定します。
"王室に邊首会を入れた張本人も私の父ですか?"
静かに頷くメチャン。押し黙る一同。
独りで悩むイソンはウボに問います。
"陰謀を企み兄を殺した先王の息子である私が本物ですか!?
私の代役となりデモクの操り人形になったイソンが偽物ですか!?…
誰が本物の王で、誰が?……"
そして、ギュホの忌日に寺を訪れたカウン。
'宮殿を出たい'と言う彼女に乳母(賤民イソンの母)は息子を案じます。
'本物の王が戻って来たら…'と言う乳母に、カウンは'本物の王はチョンスだ'と告げました。
その後、一人で墓参りをした彼女は、同じくギュホの墓参りに来たイソンと再会します。
互いの姿を見つけ、涙ぐみながら駆け寄り抱き合う二人。
"これは夢ではありませんよね?本当に生きていらしたのですね!
お話ししたいことがありました。私もチョンスさんのことをお慕いしています"
思わずカウンを強く抱きしめ涙を浮かべるイソン。
そして、口づけを交わす二人…
その頃、大妃は王を訪ねていました。
'偽物だ'となじる大妃にも動じず'本物は死にました'と答える王。
"命が惜しいなら私がデモクにお願いしてあげましょうか?
覚えておいてください。今は私が本物の王です"
悔しがる大妃。
一緒にギュホの墓参りをして手を繋ぎ歩くイソンとカウン。
"これからは邸下とお呼びします"と言うカウンに気持ちを打ち明けるイソン。
"私は忠実な臣下であったお前の父を死なせた愚かな世子だった。
しかも、先王である私の父もデモクと手を組み先大王を殺したという…
私が本当に真の王になる資格があるのか…"
イソンの手を取りカウンは語りかけます。
"邸下は民の苦しみを無視したことがありません。
邊首会のデモクのせいで行き場を失った西門市場の人達を救いました。
内戦を防ぐために戦いを諦めたと聞きました。
簡単に王座に戻れる方法があったのに、国民のためにそれを諦めたお方です。
王になる正統性とは血統ではなく、民を愛する心ではありませんか?
邸下の民を思うお気持ちこそが王になる正統性を作るのです。血統ではありません"
そこにチョンウンが現れ、'胎壺を探さなくては'と言う話をします。
それを聞き、'胎壺が隠されている場所を知っている'と言うカウン。
死の間際、世子の母ヨンビン妃が彼女に言った"温室に隠されている胎壺をチョンスに渡して"
という言葉を思い出し、自分が宮殿に戻りそれを探すと言いました。
その様子を見て、世子が生きていることを知る乳母。
宮殿に帰るカウンを見送るイソン。
"カウン…私はお前を危険な宮殿には帰したくない…"
鴆花畑を失い毒消しが足りなくなった邊首会では、殺生簿を作り
毒消しで生かす人と殺す人を分けることをデモクが企みます。
忠実な配下を精選し、より強い邊首会を作り上げようと…
一方、宮殿に戻った乳母は息子である王に'本物の世子が生きている'と告げます。
デモクを訪ね"本物の世子が絶対に王になれない方法を教えるので私と取引しましょう"と
提案する王。"本物の世子の全てを奪います"という王に、デモクも取引を受け入れます。
王の企みは、カウンを中殿として迎えることでした。
"私は昔の漢城部ハン・ギュホの娘ハン・ガウンを中殿に迎える"
衝撃を受けるカウン。
邊首会の団員たちも不満を口にしますが、"私が許可した。中殿などいつでも代えられる"と
余裕を見せるデモク。
そして、イソンの前に現れたファグンの死を伝えるゴン。
"デモク自ら孫娘を殺すとは!?…行首様、どうやってこの恩に報いたらよいのか…"
"王にお成りください…お嬢様は間違いなく邸下が王になることをお望みです
お嬢様の死を無駄にしないでください"
ゴンは密かに書き写したという殺生簿をイソンに渡します。
"お嬢様が鴆花畑を燃やしてしまったので、これ以上鴆花も毒消しもありません。
デモクは自分に従う者にのみ毒消しを与えて生かし、他の者は死なせるつもりです"
殺生簿を見つめるイソン。
大妃派の人々を始め、殺される人の数は75名。イソンは立ち上がりチョンウンに命じます。
"人々を集めて下さい。話があります!"
"逆賊の子である私が、王になってよいのか悩みました。
そして、結論に達しました。
先王は王になるために邊首会と手を組みましたが、私は邊首会を倒すために王になります。
これから12日以内に鴆花の毒消しを手に入れなければ、殺生簿に記された臣下たちが
命を失います。邊首会の一員だとしても、私の国民…
国民が死んでいくのを見捨てたら、どうして君主を言えるでしょうか?…
ですから、いざ、私は王座に戻ろうと思います。
これ以上、恐れることも迷うこともありません。
王座に戻り毒消しを作り私の民を救い、朝廷を蔑ろにした罪でデモクと邊首会を罰します。
皆さん!私と一緒について来てくださいますか!?"
"主上殿下の王命をお受けいたします"ウボを始め人々が傅きます。
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という感じのお話しでした。
ファグンは、想像以上に迅速にデモクによって処刑されてしまいました。
前回の別れの挨拶"ソニョファグニラハムニダ~私、ファグンと申します"からの展開ですし、
やったことがことだけに…死は免れないかな?とは思っていましたが、なんとかドラマの裏技?
を使ってでも生き残ってほしかったです。
キャラとしてはゴンと並んで一番好きだったかも!?
ちなみに、今回ファグンの亡骸を前に涙を静かに零すゴンにすっかりやられた私(笑)
ファグンお嬢さんのこと、好きだったんでしょうね~。主と同じくひたすら尽くす姿が
胸を打ちます♡
ファグンは、演じる側にとっても女優冥利に尽きる役柄だったのではないでしょうか。
ソヒョンちゃんも、ファグンが魅力的で演じてみたかったと言ってましたよね。
好きな人に無償の愛を注ぎ命を懸ける。しかも、相手を守るだけの力も持っている。
そして、最期は潔く散る。人物設定として、これほど美味しい役どころも珍しいくらい。
その分、割を食ってしまったキャラがカウン。しつこいようですが、ソヒョンちゃんは悪くない!
父よりも祖父よりも世子を愛して命まで捨てたファグンと、愛していたはずのチョンスが父の敵と
知った途端、それに対する疑いも葛藤もさほどないまま憎しみを露わにしたカウン。
二人の女性の対比に、脚本・演出の落ち度を感じてしまいます。キャラ殺しだと。
カウンは最終回に向けてウボらと共に毒消しを作ったり、世子の王位奪還への助けとなる
活躍が期待できそうなので、半分ビクビクしながら?楽しみに待ちます。
それから、悪の道へ転落していく賤民イソンも美味しいなあ。。。
スンホさんも羨ましがっていましたね。あの役も俳優さんにとっては、感情をむき出しに
できるので演じ甲斐がありそうです。
エルさんも、ホントに良い役者さんになりそうです。
勝手な想像ですが
ファンの方に怒られますね!取り消します!!
そして、前から気になっていたのが、温室に隠されているという태항아리。
항아리は壺のことですが、태が何を意味するか分からなくて調べました。
「胎」の字を当てるみたいですね。
この解説が↓分かりやすいです。
朝鮮時代、王室では子供が生まれると、出産時の胎盤を壷に入れて 埋める風習があった。
この胎盤は吉日を選んで内壷に入れ、さらに外壷に入れて、 生まれた子供の出生と胎盤の
埋葬時期を記録した誌石を共に埋めて胎碑を建てる。
国立中央博物館HP
画像だとこんな感じ↓これは「白磁胎壷胎誌石」というもの。
つまり、王子誕生の際に胎盤(主に臍の緒だとか)や出生に関する記録をした誌石というものを
入れて埋めておくための、二重構造の壺を胎壺というらしいです。
皆さんご存じでしたか?私は知らなかったので、ちょっとスッキリしました。
では、またね~\(^o^)/