ボクスが帰ってきた#7(13.14話)~ちょこっとあらすじ&感想~
年明け早々PCの調子が悪くて文字入力が殆ど出来ず、ブログは放置しツイッターは
リツイートばかりという状態でしたが、ようやく修理も終わってなんとか動くようになりました
ので、今さらですが更新しておきます。
スンホさんのインスタより画像をお借りしています。ネコちゃん、隣にいるのはサモリちゃんの
ようですね。フィルム撮影らしく、サイズ調節失敗とありましたが、なかなか素敵なお写真です。
ではでは…
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9年間の誤解がようやく解けたボクスとスジョン。
'私は学校が好きだった。両親がいなくて祖母と二人きりで生活が苦しくても、制服を着ていれば
忘れられた。…そして、あなたがいたから…あなたがいなくなって学校は地獄だった。
初めて信頼したあなたに可哀想だと言われて…9年間辛かった。そして、私のせいであなたは……
ごめんなさい。聞くのが遅すぎて、ごめんなさい…'
泣きながら謝るスジョンに、優しく微笑みかけるボクス。
カフェに場所を移した二人。
スジョンは'直接聞く勇気があったなら…'と後悔を口にする。
ボクスに可哀想だと言われることを恐れていた彼女。
スジョンの家が生活保護を受けているのを知って文房具屋おやつを分けてくれた友人もいたが、
相手からは、友情よりも'善いことをしたという優越感'を感じてそれが嫌だったと。
ボクスが生活保護のことをうっかり喋ってしまったとしても、ちょっと怒るくらいで恨みは
しなかったと言う。ただ、可哀想だと思われることが怖かったのだと…
それを聞いて、'傷つけていたことも知らずに俺を信じてくれないとずっと恨んだりしてごめん'と
自らも謝るボクス。
そして、彼は'9年前のことは忘れて俺たち最初から始めよう'と提案する。
'先生と生徒としてただ再会したと思って、やり直そう!'と。
翌朝、最高の気分で目覚めたボクス。
食欲も旺盛で家族が怪訝に思うほど上機嫌。
学校でも張り切って奉仕活動をする様子に、パク先生も喜ぶが、教頭先生は迷惑顔。
教室ではボクスの登校にクラスメートも湧き、スジョンも喜びを隠せない。
憚りもせず彼女を笑顔で見つめるボクス。
ハンバーガーを頬張るスジョンを見つめ、歩く彼女を後ろから追う。
面談室では、正面から可愛い顔で見つめ、あくまで先生らしい態度を保たなくてはと焦るスジョンを
よそに、彼女が好きだったヤクルトを出して'これからは俺がお前のヤクルトに責任を持つ'と宣言。
スジョンを喜ばそうと必死のボクス。
立場を気にして迷惑そうに振舞うスジョンだったが、9年前、同じようにヤクルトを渡して
'この顔もあるよ'と愛嬌を作って見せたボクスを思い出し、'頭悪いのに変なことを覚えてる'と
嬉しそう。
一方、ソルソン高校給食室でのパートを辞める代わりに、学校を新たな取引先として
"あなたのお願い"のチラシを配るミンジ。
スジョンとの誤解が解けた経緯を嬉しそうに語るボクスに、'セホは危険な奴だ'と忠告する
ギョンヒョン。
ボクスは生活保護の噂の出処がセホだということを、スジョンにまだ言えずにいた。
彼女がなおさら辛くなるだろうからと。
夜にはスジョンの家に出前の酢豚を配達したり、とにかく彼女への愛情を隠さないボクスと、
こっそりボクスを見つめてしまうスジョン。
そんな二人を見たパク先生にある計画が……
その頃、セホは野花クラスのために彼らに特化した進路対策講義を計画していたが、
最初の講師として自らが教壇に立ち、話をする。
自分の華々しい経歴を話しながらも、野花クラスの生徒らに'私のようになるな'と語るセホ。
'勉強が嫌いなら無理して学校に来る必要はない。他の道を探せばよい'と。
しかし、ボクスは反論する。
'得意なことや好きなことや夢が見つからない生徒にとって、学校は身を守る場所でもある。
それなのに、とっとと出て一人で生きろと?'
セホは曲解するなと言うが、ボクスの発言は核心を突いていた。
その夜、セホはスジョンを誘いサムギョプサルを食べに行く。
'生活保護の話をしたのはボクスじゃなかった…どうしてボクスだと言ったの?'と尋ねるスジョン。
'誰かが言ってたみたいで…'と言葉を濁すセホに、'何で?そのせいで大変な誤解をしたのに!'と
苛立ちを覚えた彼女は、屋上で突き落としたのは本当にボクスだったのかと確かめる。
しかし、セホの答えは9年前と同じだった。'ボクスがやった'と。
'どうして?ボクスは友だちだったじゃない。過去を忘れようと言ったって真実を知るまで無理!'
スジョンはそういうと食事もせずに一人で店を飛び出した。
その頃、ボクスの姉はIVYクラスの秘密授業が行われるチェミンの家に出前に行き、彼の母親らと
近づこうと、息子イノもIVYクラスだと名乗って電話までかける。
しかし、カン・イノは野花クラスだと母親に話すチェミン。
翌日、ギョンヒョンの事務所にパク先生からの代理依頼が舞い込む。
それは教頭に命じられた忠州への事前調査だった。
スジョンと行くはずの仕事だったが、気を利かせてボクスを代わりに行かせようと…
ターミナルでその事実を初めて知る二人。
戸惑うスジョンだったが、ボクスは'今日は生徒の立場じゃないから'と積極的。
車のハンドルを握り、代理業で培ったノウハウで事前準備もバッチリにしてきたボクスに
スジョンはドキドキする。
事前調査の一環ということでサイクリングも楽しむ二人。
9年前、自転車に乗れないスジョンに教えたのもボクスだった。
ふと、お互いの横顔を見つめてはドキドキする彼らだったが…
なんと、ボクスとスジョンが一緒に出かけたことを知って追いかけて来たミンジとギョンヒョン。
4人で気まずい雰囲気の中お茶をする。
天文科学館で望遠鏡を覗くスジョンに声をかけるミンジ。
'二度と聞かないから答えて。今でもカン・ボクスのことを好き?'
黙ったままのスジョンにミンジは言う。
'当然答えるべき状況で答えないのは嘘と同じ。曖昧な態度で放っておくのは罪だ'と…
いつの間にか、外は暮れ時。
橋の上でギョンヒョンに目配せをして踵を返したボクスは、スジョンの手を取り走り出す。
'スジョン!行こう!!'
手を握ったまま彼が向かったのは、一度来てみたかったというルミナリエの前。
9年前一緒に夜景を見たことを思い出す二人。
'あれから一度も行ってない'と言うスジョン。
'だと思った。一度も会えなかったから…。俺はよく行ってたよ。寂しい時、お前を思い出した時…'
'あなたは私を憎んでいたんじゃないの?
私はあなたのおかげで夢を叶えたのに、あなたは…'申し訳なさそうなスジョンに微笑むボクス。
'俺の夢…今この場で叶えることができるんだけど?
お前はただ見たままを話しただけだろう?'
"俺の夢、ソン・スジョンの彼氏"…9年前のボクスの言葉。
スジョンはさっきのミンジの言葉を思い出す。"当然答えるべき状況で答えないのは嘘と同じ"
ようやく彼女は素直な気持ちでボクスに話す。
'ボクス、本当にごめんなさい。あの時、信じてあげられなくて、私は…'
涙で声にならないスジョンを抱きしめるボクス。彼女の髪を撫でながら囁く。
'俺、もう本当に大丈夫だよ。お前が傍にいるから。9年間忘れようとしてたけど、
そうしなくて本当に良かった…'
'あなたは少しも変わってないのね…'
唇を重ねる二人…
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前回のラストで誤解が解けお互いの信頼関係が戻り、今回は愛情を再確認する二人という感じで、
ストーリー的にはたいした進展もなく、ファン的にはサービスショット満載の甘ったるい雰囲気の
まま、めでたしめでたしで終わっちゃいました(笑)。はい。
気になる伏線としては、ボクスへの信頼を隠さないスジョンを目の前にサムギョプサルデートを
失敗したセホの今後と、IVYではなく野花クラスだってことがオンマにばれるのも時間の問題の
甥っ子イノの運命(笑)でしょうか?
野花クラスに対してセホは「学校に来たくないなら無理して来ないで好きなことを見つけて!」と
言ってて、それは一見まっとうな意見なんですが、私も高校生相手の仕事をしていた時期があるので
何となく思ったのですが、「勉強が嫌なら他を見つけて」って諭すことが却って子どもを追い詰める
こともあるんですよね~。その点、ボクスの意見には賛成できます。
次から次へと進めていくことより、どんよりまったり停滞しているように見える時期が、子どもに
とって必要だったり救いだったりすることもあるわけで。
そういうことが分かって書いている脚本家さんなんだろうなあと、ドラマの本筋とは関係ない所で
妙に感心しました。あんまり見ない書き方だったのでね。
スンホさんとボアちゃんのラブラブはホントお似合いで、見ていてとても楽しかったです。
今回は最初のカフェのシーンと、橋の上でスジョンの手を取りミンジヌナから逃げるシーンで
「スジョンア(수정아)」と親しみをこめて呼んだ声にキュンとしました。
9年前はもっぱら委員長(반장班長)だったし、再会してからはソンスジョンとか先生だったので。
ドラマもほぼ折り返し地点になるので、これから本格的にセホや学校関係者の闇との戦いが
始まったりするのか…あるいは、その辺りは柔らかめに描くのか…楽しみですね。
あと、さっぱり韓国語学習が進まない私でも、さすがにドラマを何年も見ているので、台詞の
聴き取りが一作ごとに楽になるのを感じます。
一応、ディクテーションしたりしてるのですが、今回、ボクスがスジョンの髪を撫でながら低く
甘い声で囁く最後の台詞を残しておきますね。ちょっと違ってたらスミマセンがm(__)m
나 이제 정말 괜찮아.
俺もう本当に大丈夫だよ。
지금 네가 내 옆에 있으니까.
今、お前が俺の傍にいるから。
지난 구년 동안 너를 잊으려고 했었는데 그러지 않아서 정말 다행이다.
この9年間、お前を忘れようとしてたけど、そうしないで本当に良かった。
文法的にも語彙的にも初級レベルで大丈夫な台詞が多いので、史劇よりも現代劇の方が
勉強には良いですよね~
それから、このドラマから新しく覚えた単語が、何度も出てくる기초생활수급자(生活保護受給者)
という言葉。漢字を直訳すると基礎生活受給者です。
こんな感じで今年もドラマを見ながらのんびり学んでいけたらと思っています。
今日の放送も楽しみですね~♪ 今度はもう少し早めに投稿したいと思います!
それでは、お読みくださりありがとうございました。
では、またね(^^)/~~~
usamimi